2023/06/18 草プロレスRAWプレ旗揚げ興行VOL81

2023/06/18
草プロレスRAWプレ旗揚げ興行VOL81
草プロレスRAW
上板橋体育館地下武道場
 
今回、会場側からのお願いで写真・動画のアップがダメということになったので、100年ぶりにテキストで。試合結果はRAWのTwitterから引用です。
 
初の畳です。比較的近い会場というか、電車で行く方が時間のかかる板橋区ということで、自転車で行ってきました。
公園を抜けて上板橋体育館に着きましたが、公共施設なのでちょっと気まずく受付で「地下武道場に来たんですが」というと、階段かエレベータで地下へどうぞとのこと。
階段で地下に降りていくと既に並び列が形成されていたので最後尾に。この地下で入場待ちしてた廊下はドコモの電波が無かったので暇を潰すのに苦労しました。

手持無沙汰で待っていると、50分開場という知らせ*1から、再度55分開場に変更になり、19時前後開場予定というのは本当に19時前後なんだなと思いました。
18時55分に開場して武道場に案内されて入場、土足は厳禁。本部席は小上がりみたいな謎の一段高い場所*2に机が置かれていて、本部席のwondermanから「(畳に貼られ)黒いテープまでがリングになりますので、それより外側にお座りください」とのこと。
一旦開場を待っていた人達の入場が終わったところで、練習生のエキシビション。相手はユウキロバートカワグチ。
 
ユウキ・ロバート・カワグチ(0-3)練習生・N(仮)
エキシビションのため勝敗なし
 
元気のいい練習生がカワグチから普通に一本とる。勝利アピールをする練習生にエキシビションなので時間まで終わりませんということで再開。カワグチも攻めるが、結局練習生が攻勢に。「レフェリーがいない(カウントは本部席からwondermanがとっていた)からな!」という声が飛んだ途端にローブローをしたり、結果的にカワグチ相手に5分で3本くらいとっていました。色んな意味で見どころがある。エキシビションなので勝敗は無し。
 
エキシビションが終わってカワグチはベイスターズのユニフォームを着てレフェリーに、本戦の開始。
 
■第1試合(1/30)
○牛久剛太郎(4分40秒 反則勝ち)ザ・ビッグ・バクエイ●
※バクエイが牛久の急所を攻撃したため
 
打撃の打ち合いにも迫力がありましたし、うしくんのバックブリーカーとかエルボードロップとかも良かった。終盤で出たバクエイさんのパイルドライバーも思った以上の角度で良かったです。ヘビー級同士のぶつかり合いで迫力があった。
そもそもロープワークを主軸に試合するタイプではない2人ですが、受け身をとったりとか足を踏み鳴らしたりとか、畳でしかなかなか感じられない音だったり振動だったりが感じられた良い第1試合のカードだなと思いました。
思い返せばバクエイさんは序盤からナックルで殴ったりしていて、なんでダメなんだ!とかずっといってたような気がしますが、最後は金的でバクエイさんの反則負け。
 
思えば、RAWを見に来たキッカケはうしくんと栗栖ロナウドが色んなところに出ていたので興味を持ったからでした。*3栗栖ロナウドは姿を見せなくなってしまったが、うしくんはこのところ見るたびに良さがある。
 
■特別試合(2次元プロレスルール 1/無制限)
×ユウキ・ロバート・カワグチ(3分15秒 無効試合)風渡辺琉×
※提唱者のカワグチが途中で飽きたため試合を放棄
 
第1試合が終わって、さて第2試合というところで、カワグチが「私も第2試合がしたい」と言い出して、やりたい試合の趣旨を語りだす意訳すると「四次元殺法がすごいと言われていますが、それは私達のいる三次元とは違う次元で行われているからと思われます。そこで考えました、三次元ではなく二次元で行われるプロレスもすごいのではない か?ということで、そこ(畳に貼られたテープの1辺*4)がリング(マット)となります。これを実現できそうな相手、辺琉さん*5なら分かってもらえるでしょう。それじゃあはじめましょう。」とのこと。
ということで畳に寝た状態で向かい合って試合開始、観客は立ち上がって見下ろして観戦。二次元の攻防はブレーンバスターなども飛び出し(畳でゴロゴロしています)ましたが、結果的にはカワグチが急に「終わります」といって試合終了。何にどうしたのかはよくわかりませんでしたが、やろうとした本人が納得行ったのならいいでしょう。
ここで脱がなくてもいいTシャツを辺琉が脱いでしまっていたことで、2次元殺法を受けた背中が(畳に擦れて)大変なことになっていました。
 
そして、本当の第2試合。
 
■第2試合(タッグマッチ1/30)
○524&風渡辺琉(11分55秒 スクールボーイ)ボジョレー・女房&リヴァーサル沢●
 
524が入場してきてコーナー付近でポロ雑巾状態になっている辺琉の惨状を見て何事があったのかとなっていましたが、524は元気。リバ沢と女房が入場、リバ沢はすっと赤コーナー側にいつものポーズをとりながら、手ブラ(凶器を持っていないこと)をアピールしていました。女房はリングの外をぐるっと回って赤コーナー側から入場、いっぱい服を着ているのでなかなか服が脱げずレフェリーチェックもそこそこに試合が始まりました。
先発は524だったものの、序盤は主にリバ沢女房組が辺琉を蹂躙する展開、グラウンドでサブミッションや炎のコマ的な背中を畳に擦りつける攻撃などを受け続けますが、フェイマサーで逆転、変わって出てきた524にリバ沢が俵返し、524ニールキックで反撃、回復した辺琉がジャンピングニーを決めるもリバ沢を踏み台にした女房の打撃で再逆転、リバ沢のナックルと女房のエルボーを交互に受ける、リバ沢のイス誤爆から今度はイスもろとも辺琉がリバ沢にジャンピングニーからブレーンバスター、続いてデスライダーを狙うもリバ沢のペイダートで切り返される、ただペイダートを食らう前に524にタッチが成立していたので、そのまま524がはいってきてスクールボーイで抑え込み。納得のいかないリバ沢は女房にも攻撃して退場。
高さを利用するタイプの技*6は流石に出ませんでしたが、畳の上の同条件とはいえ、第1試合とは違う畳の味がありました。言われてみればみんな裸足だし。
 
■第3試合(1/45)
○川畑龍生(12分39秒 ウラカン・ラナ)とにかくヤりたい秋山●
 
秋山の声がよく出ていた試合。オーソドックスな序盤の展開でも秋山がコントロールしていた感じ。足の取り合いから龍生逆転、上になって抑え込む。キーロックはブレイク。秋山がフェイスロックで座らせると座った龍生の胸板に逆水平、立ち上がってもチョップ、テイクダウンするとフェイスロックという展開。倒れた龍生の胸板を上からたたきつけるようなチョップ、膝立ちになったところにキック圧倒。立ち会って打撃を打ち合うも、秋山が両手を広げてもっと打って来いと挑発、龍生秋山の余裕を消すことができない、エルボーを入れるもボディスラムで返される、フェイスロック地獄を抜けると裏投げとマンハッタンドロップで龍生反撃、ネックブリーカーから腕をとってのエルボー、畳に座らせるとスライディングDで攻め込まれるも投げを阻止、裏投げで持ち上げてバックブリーカーをする秋山がいつもの動きから逆エビにとる。逆エビから逃れると打撃の打ち合いから龍生がエクスプロイダー、シャイニング式で頭を踏みつけるも両者立ち上がると秋山のラリアット、秋山続けてバックブリーカーヵら再び逆エビに。エスケープされるも横浜優勝のアピール、龍生行かせず打撃で優勢に。しかし、秋山が強引にAA、再度横浜優勝で担ぎ上げるも龍生逃れる、しかし秋山ヘッドバッドから攻勢に出ようとしたところでウラカン・ラナで龍生逆転勝利。
 
秋山の強さが光った試合。とにかく声がデカい。龍生も一発逆転でまさに勝ちは勝ちという感じでした。
 
■第4試合(ACE OF RAW選手権試合 1/無制限)
○(挑戦者)イホ・デル・メソJr.(16分10秒 体固め)鴉野ショウ(選手権者)●
※サドン“デス”インパク
※初代選手権者・鴉野が6度目の防衛に失敗、メソが第2代選手権者となる
 
挑戦者メソがバクエイとジェネシス(うしくん、女房)を引き連れてバンダナをかぶって入場、ジェネシスは微妙な距離感でリングサイドの観客の後ろから、メソは赤コーナーに向かって両膝をつき両手を上げて神へと思しきのポーズ、バクエイと向かい合わせて呼応している。
入場からずっとブツブツ喋っているメソ、鴉野ショウはいつも通りにベルトを手に入場、ベルト返還。ロックアップから試合が始まってテイクダウン後にメソがボディシサーズで鴉野さんを捕らえる。優位に展開したメソは鴉野さんの腹をアピールしながら踏みつけ、さらに踏みつけを狙ったところで鴉野さんが下から足をとってアンクルホールド。立ち上がったメソの足に絡みついて膝を極める、リリースすると膝を中心にメソの足に集中攻撃。再度アンクルホールドの態勢から足に対してDDTのような動きでたたきつける。逃げるメソを蹴りながら追いかける鴉野さん、さらに場外に逃げるメソ、場外戦で逆転して本部席の前で攻勢に出る。本部席に向かって突然、約束してたじゃないか!と声を上げるメソ、不思議そうな顔でメソを見るwonderman。続けて場外で鴉野さんを痛めつけてリングに戻るメソ。リング上でも首元に膝を入れたり、「コブラクラッチ!」と叫んでコブラクラッチを極める。鴉野さん投げて逆転、殴る蹴るで攻勢に。ロックボトムの態勢に入るもメソがエルボーで抜け出し打撃合戦に。鴉野さんがカーブストンプ?に行こうとしたところを避けたメソがスピアーから顔面に蹴り、鴉野さんがメソのストンピングを避けて膝に蹴りを入れてかがんだところにカーブストンプ、場外に連れ出して乱闘の末にパイプ椅子を持ち出すもメソの丸め込みで未遂、リングに戻ってのメソの丸め込みを鴉野さんが返してロックボトム、再度パイプ椅子を持ち出すもまた攻撃は未遂、メソの反撃を食らうもヴァンキッシュを極めてフォール、メソキックアウトするも胡坐をかいたまま立ち上がれず鴉野さんの打撃を食らう、ただ神の存在で効いていないようなそぶり。立ち上がっても鴉野さんが蹴りを入れていくるのをサミングで止め、メソがベアハッグへ。さらに攻撃を続けてサドンインパクト。鴉野さんフォールを返すとハイキックからジャンピングハイ。バクエイが乱入するも場外に連れ出してカット。リングに戻って今度はメソの腕を攻める鴉野さん。肘を極めていく鴉野さんの背後からwondermanがリバ沢の椅子を手にフラフラとリング中央までくると鴉野さんを一撃、鴉野さんは悶絶。wondermanは何もなかったかのように本部席に戻って15分経過のアナウンス。メソが鴉野さん捕まえるとサドンインパクト、さらに引きずり起こして垂直落下で落とす、若干形が崩れてもう一度同じ技を決めて勝利。鴉野さんが防衛に失敗、メソが2代目王者に。
 
試合の内容、結果に戸惑うジェネシスのメンバーを呼び込んで記念撮影をしようということでポーズをした女房とうしくんを背後から椅子で殴打、これまでもジェネシスの不協和音は見えていましたが、お前らなどいらないとメソからジェネシスへの三行半。Tシャツもダサいとジェネシスのロゴにマジックで✕を書いて決別。
メソはベルトを持ってバクエイと共に退場して本日のRAWは終了です。
 
普段は写真をダラダラ載せるから基本的に何も感想を書かないようにしているんですが、こんないは写真が使えないので覚え書きしました。私はこの一年くらいちょこちょこと見てるだけなんですが、RAWで鴉野さんがシングルで負けるというのはなかなか想定していなかった。今回はシンジケートの選手もいなかったし、メソが何者かに魂を売ってでも勝ちたいという気持ちの部分で勝敗を分けたのかなという感じ。ちょうどここに至るトーナメントも見られていたし、鴉野さんの強さが浸透している上でのこの意外性のある結果だったので、諸々踏まえて良かったのかなと思いました。RAWにはRAWにしかない良さがあるし、畳には畳にしかない良さがありました。
 
メソは見るたびに試合のテイストが変わっていっているので次回はどんな感じになるんでしょうか。ジェネシスでもなくなるんだろうからコスチュームとかも変わるんでしょうか。
以上です。
 
#草プロレスRAW
#RAW81

*1:19時50分開場という、1時間のいい間違いがあったので並びの列には一瞬戦慄が走りました

*2:とはいえ10センチくらいでしょうか、床の間みたいな場所

*3:RAW自体はいつ頃から知っていたのかよく分かりません、初めて意識したのはガンプロ初期のあたり(wondermanがリングアナをやっていた)だったんだろうか

*4:東側、青コーナー側

*5:本来の第2試合に出場予定でリングサイドにいた

*6:女房のエルボーとか