プロレスリングWAVE10周年に寄せて

アストレスは私が吉本女子プロレス
熱心に見ている時代に始まった企画でした。
まあそこそこうつくしい芸能の人が
そこそこの練習をしてリングに上がるものの、
基本的には別枠扱いで、企画の大元である
BSジャパンの中継番組にしか出てこないという、
いびつな存在でした。

結構な素材が集まってたと思いますし、
ある程度の存在ではあったかなと思います。

一期生、一番の推されだった大森さんは、
品の良いルックスで、肌の露出をかなり抑えた
コスチュームで、ベルトに絡むくらいの
活躍はしていましたし、
賀川さんみたいに今でもプロレス界に
絡んでる人もいました。

柏田さんとか背もあったし、古田さんは
細くて小さいながらも今考えれば
動きもそこそこだった気もします。

当時は件のBSジャパンでは後楽園ホール
サムライで北沢その他みたいな振り分けで
中継があった夢のような時代だったんですが、
サムライでは存在しないように描かれていた
アストレスはやはり特別な扱いをされている
と感じたプロレスサイドのファンには
あまり良い印象がなかったように思います。

私もプロレス側だったので、
好きではありませんでしたね。

そして、二期生として入ってきたのが、
桜花と石川と東城、石川と東城は
ゴリゴリのRQ感で試合ぶりもヒール、
そしてタッグチームとしても存在感をだして
いましたが、そんな中で損してたのは
桜花だった気もします。

身長もあったし、あとの二人に比べると
体もあったし、今思えば逸材だったなと
思いますが、雰囲気とキャラクターで
一人ベビーとして日々やられ続けてました。

ただ、突然の柔道とか
キャラに似合わぬ腕力とか、
これはヤバいなっていう場面もあって、
一番面白かったんですよね。
続ければ良いのになとは思っていたような気がします。
これって後々志田に思ったことと一緒ですね。

アストレス自体は、そのまま代を重ねて、
風香が出てきたり、NHK女優のあさみが出てきたり、
バンクーバーキャットが出てきたりと
謎企画の謎オーディションにしては、
そこそこの実績が残ったのかな?っていう。

アストレス効果で新しいリングができたり、
良い金網ができたり今にして思えば、
悪いことばっかりではなかったなと思うんですけど。
昔は苦手だったなー。

そんな中で桜花はプロレスに残り、
加藤さんとタッグのベルトをとったりして
さらなる意外な活躍をしていくわけですが、
吉本は電気紙芝居世代が引退していったり、
旧吉本勢が引退したり退団したりしていったところで
私も完全に吉本の系譜から離れてしまいました。

格闘美に至っては、一度も見に行った記憶がないし
最終興業の会場外にいたような気がします。
新木場には行ったけど無理して入ろうと思わなかった。混んでたし。

そんな感じだったので、waveの旗揚げ当時とかは
完全に女子プロレスから距離をおいてたので、
1年で潰れるだろうとすら思いませんでした。

そんな桜花も今やあんな感じですし、
38歳?ですし、waveも10周年になるっていう。

完全にパラレルワールドなんですが、
女大社長は今一番信頼ができるので
大田区も上手いこと失敗せずに、
正しい作法の女子プロレスを続けて
行ってほしいなと思っています。

そういえば、吉本時代の桜花選手は
歌いながら入場してたと思うんだけど
当時は今みたいに女佐藤耕平には
なってなかったはずなんだけど
歌がうまいと思ったことってなかったな……。
キラメロ学園……。

まあそんなことはどうでも良いんですが、
今はひかりTVの無料チャンネルで見れるので
一番楽しみにしてるし、気になるんですよね。
ホントに無料ですいません。

さて、大田区は見に行けるかなー?
以上です。