20161002 ガンバレ☆プロレス

20161002
ガンバレ☆プロレス
「BAD COMMUNICATION 2016」
後楽園ホール

 

この2週間くらい、普段はそういうことはしないで生きていこうと思っていた
お節介などをしながら、大家代表、そして今成監督の引退を阻止するべく、
会場を満員にするため、一人でも多くの観客を集めるために遠回しに宣伝をしたり
直接的にケンカを売ったりしながら過ごしてきた、ガンパレ☆プロレス初の
後楽園ホール大会ですが、はじまる直前は南の客席の前方や両サイドに空席も目立っていて、
そこそこ入ってるけど、これをどうやったら満員発表にできるのかと思ったりもしましたが、
結果的にはまんべんなく席も埋まって、 贔屓目なしで満員マークのつけられる集客でした。

いやあ、涙が出たね。

ダークマッチのバトルロイヤルに出場の皆さんの中でも、
このところお見限りだった 木原さんや、(蕨に出たけど) べっしん選手も出場したり、
怪奇派系のパンダ、キリコ、ノー、アメバル、そしてマーズ・スペクター、
ポイントで絡んでくる趙雲子龍、そして、結局シバターも出場したりと、
割と歴史の詰まったものになったかと思います。

あんまりガンプロに関係ないよなとは思いましたが、私が15年前から
天才だと言い続けている佐野直選手が出場したのも味わい深かった。

石橋の新しい水着なんかすごかったな。
「ことり」は生物学的にかわいい。
清水愛さんはやりたいこととできることの選別を再度若干見直した方が
よい気もしますが、基本的には練習で精度をあげていくしかない部分になりますが、
努力家なので、その内できるようになってしまうのかも知れません。
元川はいつだって感じ悪い。

石井ちゃんは石井ちゃんで、何が悪いわけでもないのに、
何も良く感じないいつもの感じだったのですが、
やっぱり安部ちゃんは石井ちゃんには敵わないんだよな。
安部ちゃんがどのくらい努力すれば石井ちゃんに追いつくかと考えると、
石井ちゃんが今の時点から牛歩戦術でもとらない限り難しいなと思います。
となると、追いつかなくても勝てる方法をとるのが近道で、
プロレスは3カウント相手の肩をリングにつけるか、KOするかギブアップをとるか、
勝つ方法はいくらでもあるし、安部ちゃんもやることの精度を上げていくしかないですね。
それを良しとするかしないかは安部ちゃん次第ですが、
負けたくないなら負けないで勝つ方法を考えないと。
石井ちゃんがここでシューティングスターを使ったというところを安部ちゃんは考えよう。

勝村先生と伊藤の試合は関節での意地の張り合いみたいなところが
メインになってしまったので、技術で見れる試合でも、緊迫感で見れる試合でもなかったかな。
まあどの程度極まっているかは本人しかわからないですが、
最後は止められても仕方ないレベルで動けなかったので、止められても仕方ないですね。

と、ここまで全敗できていたガンプロ軍が勝ってしまったので、
なんとなく先行きが不安になったというアレがありました。

冨永としおりんの試合は、期待通りの内容で、
ちょっと短いかなと思いましたが、全てのことには続きがあります。
冨永が普段のガンプロではあまりやらない(やれない)ことをやったり、
しおりんが阿吽の攻防をしつこく繰り返したりと、味わい深い攻防が多かった。
冨永は正調JKを決められなかったところで、しおりんがひまわりボムを決めたのが、
現時点での二人の距離感なんでしょうね。
絶対にしおりんがうまいことやってくれるし、冨永もうまいことできると思っていたから、
安心感はありましたが、満足度は物足りなかったけど、
冨永がKの興業に出るというところに、冨永の十数年の第一部完を設定できた。
やっぱしおりんだな。

藤田元夫妻の試合は、また味わい深い組み合わせで、
入場ゲートに現れた元前村選手は、引退試合の時とほぼ変わらないルックスで、
さすがに試合の内容はピンポイントの動きに絞った感じだったけど、
大きなトラブルもなく、さすが全女の出だなと思った次第です。
藤田も元嫁への気持ちを出し入れして、序盤はバンさんの鞭を止めたり、
それでいて後半になると鞭解禁(誤爆)したり、サヨナラ(意味深)を決めたりと、
普通に試合への興味と試合が決した後に何が起こるのかみたいなところに
焦点が持って行けたのはすごかった。
試合の途中に響いた、お子さんの元前村選手への声援で会場も藤田の脳みそも
爆発していましたが、藤田がお子さんに嫌われていなかったようで良かったです。
最後はもはや芸であるところのバンさんのダブルクロスで藤田を元前村選手がフォール。
元前村選手が「あなたとしたことで何ひとつ後悔したことはない」って言った瞬間に、
離婚も後悔してないんだから、復縁はないんだなって思いましたし、
「一生プロレスやっとけ!」は、非常に心に響きました。
あとは、元前村選手が今後も試合をするかどうかっていうところはありますが。
たぶんしないんでしょう。

メインは試合に勝つこと、試合終わってもワイルドシングをかけないこと、
必要以上に大仁田先生には喋らないでもらうことが目標でしたが、
試合中も結構大仁田先生が大サービスをしてくれていて、
この人、少なくともリング上でこんな良い人じゃなかったよ!
試合形式もみんな大好きストリートファイト・トルネードなので安心。
いつか見た後楽園ホールの風景で、大家、今成、翔太、三富が試合してるのは、
これまた味わい深かった。机パイルも毒霧も有刺鉄線ボードへのブレーンバスターも
とにかく100万回見たような内容だったけど、名シーンは何度見てもいい。
浪口への毒霧誤爆で見えた!ってなった瞬間、ちょっと短くない?
とは思ったけど、何時間もやっても良いことないから、程よい時間で
大家代表の炎のスピアが決まってガンプロ軍の勝利で幕切れ。

大家代表とガンプロ軍がリングから降りようとする大仁田先生を囲んで、
リングから降ろさずにバッコミのサビまで捕まえて、大仁田先生を含めて
バッコミで両手をあげたの、やっぱり感慨深いものあったし、
まあ区切りはついたなっていう気はしましたね。
終わって逃げるようにリングを降りようとする大仁田先生に
代表が頭下げてたのが、らしさ出てるなと思いました。

全てが終わったリング上で大家代表が「39歳、結婚しました、12月に子供も生まれます」と
39歳関係なくない?おめでたくない?引退しなくてよかったね!という感じになりました。

最後、集会はDDTの初めてのホールの時と同様に西バルコに上がる階段で。
位置的にはあの時よりちょっと上の方だったかな。
大家代表が今回の件を奥さんに言ったら、やるって言ったんだったらやるしかないね、
みたいなことを言われたという話で、良い奥さんですねという雰囲気になりました。
奥さん知らないのでとりあえず雰囲気だけね。

私の宣伝の効果で集まった人などいないに等しいですし、
本当にガンプロ勢の頑張りと、そして周りのプロレスラーの皆さんの優しさで
この日集まった1091人(主催者発表)の皆さんが、次回の王子に詰めかけるかというと
そういうワケでもないでしょう、まあ個人的にはそんなことになられても困りますが、
でも、これをひとつのステップとして、マッスルでは(坂井が辞めたから)間に合わなかった、
武道館へもう一度連れて行ってもらえたらと思います。

大家代表引退にならなくてよかったね!
今成監督はもうちょっとガンプロに付き合ってください!
あとはバンさんが自主興行を後楽園でやってください。

普段よりちょっとばかりはしゃいだ気分になったので、
帰宅後に高熱を出したことはご愛嬌ということで。

大家とバンさんと坂井が同じ会場にいるっていうのも相まって、
なんともとにかく味わい深かったわ。