20000322 DDT(y2D)

入場式
カードの変更などイロイロとあって、本日は7試合。
しかしマスクドの選手は入場式を辞退。
結局リングに上がったのは9選手ってことですね。
挨拶はタノムサク鳥羽、y2Dの主役です。

佐野直欠場挨拶
All My True Loveに乗って入場する佐野直、松葉杖が痛々しい。
「リングにも上がれないので下でスイマセン、
DDTの試合に穴を空けてしまったので復帰戦はDDTのリングで、
復帰戦は高木さんとやりたいです、みなさんよろしくおねがいします
悲壮感ないみたいですけど凹んでます、よろしくおねがいします」
一杯お願いする佐野直。若干意味不明。
そして、All My True Loveに乗って退場。あーのーそーらーをーこーえーてー。

■第1試合
宇和野貴史vs高田慎一×(7分16秒 逆エビ固め)
諸事情により欠場と発表されていた宇和野が登場、
相手は3.9UNW後楽園でデビューした高田慎一です。
高田が出す攻めを宇和野が受けて受けきるワケですね。
しかし、宇和野もスタミナに少々問題アリ。
受けてる間にヘバってるように見えたのは気のせいでしょうか?
高田蹴る、宇和野受ける。
宇和野逆エビ、高田耐える。
高田片逆エビを返す、宇和野逆襲の逆エビで勝利だったっけ?
攻めどころで動きが止まってた両者、もうちょっと。
ペガサス幻想が2回聴けたのは良し。宇和野黒いショートスパッツ。

■第2試合
○西野勇喜vs藤沢一生×(9分7秒 監獄固め)
さて、元ニセケンスキーvs現ニセケンスキーの対決ですか。
って、本人そう思ってないんですかね?良く知らないんですけど。
藤沢一生、今日は悪く無かったですよ。
いつもが悪すぎるって噂もあるんですけどね。西野が引きずり出してた感じ。
しかし、ラリアットで倒してみろと胸を出す西野を結局倒せなかったんじゃないだろうか?
ラリアットにしても、張り手にしても一回り小さい西野の迫力の方が断然上。
藤沢一生もったいないよ。
健介ッポイ動きをしてれば良かった今までとはチョット違うのが、y2Dのリングでしょう。
藤沢一生には、もっと体を生かして行って欲しいっすね。
また膝のサポーターが戻ってきてたのが気になるけど。最後は監獄固めで西野が獲った。
西野がもっと来いとマイク、藤沢はスイマセンというので精一杯。

■第3試合
○DOSUKOIvsアイアン・シェフ×(6分50秒 体固め)
鉄人、本日の食材はレタス。入場の扉を出てリングの周りを一周。
レタスを誇示して歩いていきます。
食材に自信か? そして、新マスクマンDOSUKOI入場。相撲甚句です。
今時代は相撲甚句なんですかね。
往年の相撲軍団みたいなマスクマンでしたね、相撲経験者かどうかは知りませんが。
試合は立会いからDOSUKOIが 鉄人を投げまくる。
上手下手、しかし通常のプロレスルールの為、DOSUKOIの勝ちにはならない。
非常に残念。 仕方ないといった感じで、DOSUKOI投げにいったあとにカバー。
鉄人、これは返す。 鉄人反撃で、レタスを全身に散らす塩も振って準備万端、
しかしDOSUKOI蘇生、鉄人を捕まえてゴールデンアームボンバー式喉輪。
そしてフォール。DOSUKOI、相撲の恐ろしさを見せて退場。

■第4試合
○内藤恒人vs江川英智×(7分49秒 逆片エビ固め)
内藤UWFメインテーマで入場、もうDDTでの内藤の入場でしか聴けないんだね、このテーマ。
そして、江川は相変わらず気合充分。
内藤の世界に江川が引きずり込まれる感じでグラウンド、寝たら内藤の方が一日の長がある。
江川は攻める場面もあったけど、やっぱり最後は内藤が何処かを獲っている。終始ニコニコ。
グラウンドでは敵が居ない感じすらありますな、内藤選手は。
そりゃ、別の土俵に上がったらアレですけど。 上の選手との試合が観てみたいですね。
若手相手だと余裕を感じます。
もしくは若手選手が内藤を脅かすグラウンドの動きを見せるか。
そっちにも期待。佐々木戦とか観たいかも?

■第5試合
○「昭和」vsBJファンク×(10分10秒 グラウンド卍固め
謎の覆面レスラー同士のシングルですねー。
ファンクさんはレギュラーですね、もはや。胡散臭い担当。
「昭和」は入場テーマが新日の旧テーマからつながるリミックス、ヤバすぎる。
入場扉から顔を出した瞬間に大声援。
出てきただけで人気者、初登場のレスラーのはずなのに、何故か納得そして懐かしい。
マスクには「昭」と「和」が左右に書かれている。
デストロイヤー風のマスクも、昭和という時代を喚起させる。
「昭和」のスタイルはまさにストロングスタイル、
そしてファンクさんはアマリロ風アメリカンスタイル。
まさに昭和50年代のゴールデンタイムそのままだ。
あーっ、イノキだー!(仮名)とか、 あーっ、ドラゴンー!(マッチョ)
なんて場面がクルクルと走馬灯のように。 ロープに振ってのコブラツイスト合戦から、
グラウンド卍に入ってピンフォール
「昭和」もっと観たい。

セミファイナル
○タノムサク鳥羽vs高井憲悟×(10分10秒 KO)
※バックブロー
さて、タノムサク鳥羽です。
今日も私服入場、いつもながらカッコイイね。
こないだ、全然プロレスを観ない人にDDTのビデオを観せたら、この人弱そうと言われてしまった高井選手。
どーしてなんですかね?コッチも苦笑いしかできませんでしたが。
頑張りましょう。 さて、高井全く近寄れません、間合いに入れない。
鳥羽が距離を取って、ひたすら撃ち続ける。
ちょっと掴んでもタコ殴りで離されてしまう。
こりゃ駄目かーなんて思ってたら、掴んだら即頭ツキ、投げ作戦。
寝かせてしまえば、高井のものです。
投げ技や頭ツキはやっぱつらそう鳥羽、ソコを狙わないとね。
コーナーに貼り付けての頭ツキとかイロイロとヴァリエーションにとんだ攻撃も見せた高井。
しかし、鳥羽が一旦ラッシュをはじめると人間サンドバック。
鳥羽も全く止まらないで撃つ。
膝をつこうが何しようがレフェリーが割ってはいるまでノンストップ。
実はスゲェスタミナなんじゃないのか?
ラウンド制でやった試合なんか木村浩一郎戦しか観たこと無いよ。
キックボクサーとしては異常だね。
そして、最後はダウンを重ねてた高井に狙い清ましたバックブロー。
高井立ち上がれず。

■メインイベント
佐々木貴vs仮面SSライダー(12分47秒 レフェリーストップ)
※膝十字
結果だけ見れば驚きのライダー超え、しかし、内容はこれで納得してもらったら困りますね。
まぁ、佐々木選手もマイクでその辺のことを行ってたんで大丈夫だと思いますけど。
打撃の攻防なんかもありましたが、ホボグラウンドで進む展開。
ライダーが腕を取り脚を取り。 佐々木はロープに逃げるのが精一杯の展開。
セコンドには高木三四郎、デカイ声で指示を飛ばす。
でも、指示を出すにもロープの位置くらいしか出せない状態。いつ極まってしまうかって感じ。
前回y2Dのタッグで見せた動きとは若干違う、恐いライダーって感じの動き。
前回はクルクルと円運動をしていた2人が、今回は一瞬一瞬で止まる。
どちらかが一発を狙ってる感じ。
でも、止めるのはライダー、佐々木は悲鳴。しかし、ライダーさんスタミナが。
そして、ミレニアムライダーキック。極めに来たか?って嘘。
そして、ライダーさんに悪夢が。
ロープ際でもつれた際にセカンドロープとサードロープに足が絡んで取れなくなってしまう。
レフェリーに外してくれと言っている。試合の流れが止まった所でやっと脚が外れる。
その膝を佐々木は見逃さなかった。ガッチリ膝十字が極まる。
ライダーさん悲鳴、しかしタップはしない。
その状況を見たジャッジ金子、ゴングを要請。
試合終了。高木三四郎よりも先にライダー超えを果たした佐々木。
しかし、その顔に喜びはない。結果的に勝ちは勝ち、でも内容は完全に押されてた。
佐々木「不完全燃焼でした、もう一度お願いします」
ライダー「お願いするのはこっちの方、もう一回」肩を借りて退場。

佐々木「(鳥羽、高井、西野、江川らの名前を呼んで)みんなで熱い試合をやっていきます」

スッキリとしない最後ではあったけど、
最後のその瞬間までライダーの攻撃を凌いだ佐々木は、充分な健闘だと思う。
30日のDDTまでにライダーさんの怪我が治ればいいが。
まだまだライダーはDDTの壁でしょう。
宇宙パワー木村浩一郎のレギュラー参戦が危ぶまれている今、
DDTの強さを支える柱のライダー選手を もっと押し出して欲しい。
高木三四郎、やんなきゃいけない相手がどんどん増えてます。佐野もね。

20000322
DDT(y2D)
Hard Hit y2D
板橋産文ホール