20150720
ProWrestling WAVE
「Catch the WAVE 2015～決戦～」
後楽園ホール
宮崎さんの復帰戦を見てきました。
これが4年半もリングから離れていた人の動きかよ？っていう感じでしたね。
この人はことプロレスに関しては天才的に器用なのでなんかうまいこと仕上げてきて、
うまいこと試合をするんでしょう？と思ってはいましたが、ここまでか！と思いました。
期待を遥かに超えてきてました。
復帰が発表された段階ではうまいことやるだろというだけでしたが、
相手が浜田文子と言われるとさすがに本気かよ？とは思いました。
相手はwaveのチャンピオンだし、
現役バリバリ中のバリバリであるところの浜田文子なので
勝敗への興味という部分はそれほどありませんでしたが、
これは大変なことになってるなと思いました。復帰戦ですよ？
とはいえ、試合が始まってしまえば、そこは宮崎さんと浜田文子。
立ち上がりのベテランらしいロックアップからみたいな流れから、
徐々にエンジンかかってきて試合が動き出すとまるであの頃の宮崎さんでした。
いつ頃の「あの頃」かと言いますと、NEOのシングルを狙ってた
飛べて動けてさらにパワーファイターだった頃の、一番強い宮崎有妃で
復帰してきたぞって感じがありました。
ある意味ほぼ全盛期と同じ技を出してましたし、
避けられはしましたがムーンサルトもムーンサルトフットも出したので、
普通に勝負できるレベルで戻ってきてるなと思いました。
あわやって場面をキチンと作ってたし、それが説得力もあった。
結果的に15分以上トップの選手とやって見劣りしない復帰戦なんて
なかなか無いんじゃないかなって思いました。
怪我とかじゃなくて引退からだからね。4年半も経ってるし。
基本、本部席に座っていた二上社長もこの試合はリングサイドでセコンドしてたし、
試合のなかったバンビちゃんや、リングを離れている野崎も来てて、
宮崎さんが動けばこういう事になるんだなっていう風に思いました。
タラレバですけど、あの時引退してなければバンビちゃんが
セコンドしてることも無かったのかなと思うとそれはそれで今は良い未来だったのかな
という風にも思います。すべてはタイミングなので。
コスチュームは引退ロードの時に着てたファイヤーパターンのセパレートで、
入場曲はあの頃と同じプリティフライでした。ミヤザキザキミヤ、アハンアハンですよ。
リングを歩く足取りが昔のままだったのが面白かったです。
まあ普段の歩き方なんでしょうけど。
いつの時代くらいのシルエットで復帰してくるのか？っていうのが、
個人的には見ものでもありましたが、これまでとはまた違う
ちょっとお腹が絞りきれてない感じということで、私が言うのも何ですが、お腹絞りましょう！
期待してた「ロープ際の相手にドロップキックして避けられて
ロープをすり抜けて場外に落ちるやつ」も見事に出たので声を出して笑ってしまいました。
メインの波女トーナメント決勝で惜しくも負けて2位だった、
NEOが解散する時に入門してきた最後のNEOの遺伝子飯田が、
準優勝の他に2部門で表彰されたことで二上社長から望みを聞かれて
「100万円ください（優秀賞金）」というアレから、
本当は復帰戦の相手をしたかったけどできなかったので
次に宮崎さんとシングルがしたいと言われてリングに上がった宮崎さんがそれを受けて、
復帰3戦目？のカードも決まって、モテモテぶりを早くも発揮してました。
興行終わってホールの前で諸々していたら宮崎さん御一行が出てきて、
出待ちみたいになってしまい、若干気まずかったですが、まあそれはそれで良かったです。
なかなか会場に足は運べませんが、
waveには私の愛した吉本女子プロレスと大好きだったNEOの未来が息づいているので
また機会があれば見に行きたいなと思います。
waveに行くと見たい女子プロレスがだいたい見れるっていうことがわかりましたので。
宮崎さんは限定出場という事ですが、
怪我せず良いコンディションで良いプロレスをまた見せてください。
復帰おめでとうございました！
さて、その他の話をすると、若手の試合が欠場、欠場で
カードが二転三転してしまったのでなかなか難しかったと思いますが、
結果的にその辺のカードが変に豪華な8人タッグになってたり、
紫雷のお姉ちゃんの試合もあったり、当然決勝トーナメントが
準決、決勝と3試合あったりで
世が世ならオールスター級の選手数だし、カードでした。
面白かったり口に合わなかったりそれぞれありましたが、
飯田も頑張ったし、宮崎さんは天才ぶりを遺憾なく発揮してたし良かったです。
最終的にトーナメントの優勝も桜花っていうことで、
ずっと見ていなかったけど、この人も長いこと頑張ってるなと思いました。
毎回行くほどの熱量はないながらも、宮崎さんもちょこちょこ出るみたいですし、
志田も大畠も桜花も見たいのでたまには行きたいなと思います。
今年の新人は男と16歳の性同一性障害の現状の戸籍的には男の2人だって。
1人は雑用で走ってるのを見たので、リングに上った時に「あ、女だったんだ」と思ったら、
普通に男でなんだよ！と思いましたし、16歳の若い子は次のホールでデビューだし、
目指すのは女子プロレスラーで、追って女子になるとのこと。
もう1人の男子は男子のプロレスするんだって。
WAVEは女子プロレス団体だとはこれまでも言って来ませんでした、と二上社長が。
まあニーズがあるかどうかはわかりませんが、そういう流れなんだろうかね。
そんな感じです。
