20000130 DDT 北沢タウンホール

昼の部 y2D「y2D Too Sexv,Too Hot」
夜の部 DDT「愛するDDT、別れるDDT

入場式で選手がリングに上がる。挨拶は佐々木貴
(スーパー宇宙パワーとBJファンクはセレモニーを辞退)

■第1試合
×高井憲悟vs宇和野貴史○(キャメルクラッチ(アルカトラズ))
なかなかの好試合、っていうか若手の第1試合としては及第点ですかね?
気になったのはスタミナ不足。
高井選手も宇和野選手も途中からは明らかに動きに切れが無くなっていた。
休憩前に宇宙にも言われてたけど、まだまだ足りないよ、高井選手。
復帰してからまだ1ヶ月とはいえ頑張ってください。

■第2試合
△長瀬館長vsジャッキーリン△(2R時間切れ引き分け)
この人達ははじめてみたんですけど、ズルいな。
ジャッキーリン選手は酒の瓶をラッパ飲みしながら入場。さすが酔拳だ。
館長の方はグローブに道着、緊張感はないね。笑みが零れます。
試合は途中飲酒休憩を取りながらの展開、ジャッキーリンが咽ていたのを鮮明に憶えております。
一瞬の動きに キレがあったものの、酔拳では攻めきれず。
一方の長瀬館長も決め手無し。
酒を無理矢理飲まされて怒る館長、 グローブを投げつけるも、
ジャッキー拾って手渡し、微笑みで許しを請う。許さずラッシュ、酒癖悪いの?
しかし、結局は時間切れのドロー。

■第3試合
×Neoウインガーブラック・ジャック・ファンク○
(ジャパニーズレッグロールクラッチホールド)
Neoウインガーはニューテーマ(風になりたいからオリジナルウインガーのテーマ曲へ)、
BJファンクはサンライズからスピニングトーホールドにつながるテーマで入場。
BJファンクはボビーダンカンJrを追悼する意味も含めてか、
少なくなってしまったカウボーイスタイルのレスラーだ。
当然、私ははじめて見ます。
カードを客席に飛ばしながら入場するBJファンク。
試合開始後、手にした数枚のカードからウインガーに選ばせる。
罠だ、ジョーカーを引いてしまったウインガーは、 吹っ飛ばされる。
そして試合が動き出す。
ココからは70年代後半から80年代初頭のアメリカンプロレスが続く。
意外とこういう試合好き。昔は全日こんな試合ばっかだったな、なんて思いながら。
面白かったけど、y2Dでやるマッチメイクなの?って疑問は残った。

■第4試合
○スーパー宇宙パワーvs西野勇喜×
(股割きスタンディングアキレス腱固め(逆片エビ))
最近、西野選手好きなんですよ、昔はアレだなぁって思ってたんですけどね。
IWAでJJをやり出した頃から注目選手ですね。
っていうか、JJって面白かったな。もっといろんなとこに出ないかな?JJで。
と、ジョルトジョーカーズ話はそんなところで、スーパー宇宙パワー選手との試合です。
これで、ホントに藤沢一生を殴れる選手なのかがわかるななんて思いながら観てました。
平沼で不甲斐ない藤沢を張って帰ったんですよね、西野選手。
十分張って帰って良いですね、良い試合でした。
途中、宇宙パワー選手が、 腕を痛めたらしい場面があって、
そこからかなり攻勢に出て行けてました。
蹴りにも耐えたし、関節も何度か凌いだ そして、攻勢も見せた。それを受けた上で、
宇宙パワー選手は仕留めるワケなんですが。この試合も面白かったですよ。
できれば、宇宙パワー選手とはDDTの所属選手が試合して欲しいところですがね。
第2、3試合がまぁそーいうことになっていたので、
この試合でもう一回仕切り直したってカンジもありました。

セミファイナル
○三上恭平vsファントム船越×(回転エビ固め)
この試合、ファントム船越をまた好きになりましたね。
三上選手は後楽園、平沼、そしてこの試合とイマイチですね。
肘のサポーターが取れ、テーピングも無しだったので、
今回は更なる期待をしてみていたんですよね。時期も時期だし。
今、観せて行かないと駄目なんじゃないですかね、キャリアとかそう言うんじゃなくて。
試合のホトンドは船越選手の 独壇場。三上選手は防戦一方。
多彩な技で攻める船越選手、グラウンド卍、雪崩式フランケンも出た。
三上選手は、 切り返すのが精いっぱいか?最後は執念の回転エビ。
時期が時期だけに負けられません。
でも、船越選手のテクニックを受けきったって言うのは素晴らしいことなんだろう。
三上選手、マイクを取る「TAKAみちのくと闘いたいだけ、2月からプエルトリコに行きます」
繋げて行ければ 良いね。とりあえずDDTのリングに上げさせないとね。

■メインイベント
×佐々木貴vsタノムサク鳥羽○(レフリーストップ TKO)
また絶叫しちゃったよ、やっぱり鳥羽はカッコイイ。
今日は入場からしてカッコ良かった。
ジーンズにタイトなワインレッドのシャツ。手にはバンテージ。
いつもの曲とは違うテーマで入場。
ミネラルウォーターを頭から被り、祈りを捧げてリングイン
この時点で3回くらい既に叫んでたと思う。
試合中はいつもの格好に。対して佐々木はいつも通りの入場。
その姿勢も良いんだよね。こっちもカッコイイ。
試合は当然、立っては鳥羽、寝ては佐々木。
キックボクサーとしては、インターバルの無いルールはどうなんだろうか?
相手をダウンさせないと休むことのできないルール。
当然、双方とも攻めに徹する。
鳥羽は連打やバックブローでダウンを奪い、佐々木は関節でロープに這わせる。
場外に出ての攻防は無茶苦茶熱かった。
投げ技に関しては鳥羽は対策無し。受けて痛がる。
最後は鳥羽が撃ったストレートで佐々木が倒れる、そしてジャッジ金子がゴングを要請。
鳥羽が勝った。
シングルマッチで勝ったことは鳥羽は誇りに思っていいだろう。
ましてや、相手は佐々木なんだから。
最後、鳥羽はマイクで「何回負けても、何回泣いても、諦めなければ叶うんです」かなり感動してたりして。
鳥羽の問題は、試合が過密になった時のコンディションか、
それはプロレスラーじゃないから難しい問題だと思うんだよね。
とにかく鳥羽はリングに上がり続ける限り応援したいと思わせる選手だ。

■通し券
昼のy2Dと通しのチケット良いですね。
今回はチケットぴあの方で購入しました。
こういうところで扱いがあると買いやすいです。
値段の方も均等に割れば、1興行2500円ですよ。これなら昼夜観れます。
当日の値段考えたら青くなっちゃいますよ。
3500+4500円で8000円ですから。
まぁ、当日も通し券の方は販売されてまして、500増しで5500円という料金でした。

欠場選手
加藤茂郎が軽い肉離れで欠場。
黒影、種市大介、藤沢一生は発表無しでした。
勇作、大作の退団といい、種市、藤沢の欠場は寂しい限り。
所属選手が出場できないのは残念。
(黒影、種市はいつもと同じ、藤沢は平沼での負傷だそうです)

■第1試合
○西野勇喜vsファントム船越×
(6分32秒 体固め)
両者とも今日2試合目、試合内容は安定。
プロレスっぽいプロレス。面白い。時間短めが残念。
ファントム船越の試合は唐突に終りが来る気がします。

■第2試合
ポイズン澤田vsクラッシャー高橋×
(8分56秒 キャトルミューティレーション
シングル3連勝ですか?みさえちゃんが絡まないと強い澤田選手。高木三四郎に対戦要求。
そろそろNeoDDTとの抗争にも変化の兆しですかね?
澤田選手vsみさえちゃんもホールで一応の決着を見たし、折原(兄)vs高木三四郎も完結したし。
このところの澤田選手の調子を見ると、シングルでもイケそう。
やっても良いのでは? 高橋選手は懐かしいアメプロを見せにまた出場して欲しいです。

■篠社長とNeoDDTのオールナイトニッポン
久々のネオパラで入場。人数少なくて残念。
篠社長「三四郎もこれぐらいやってみろっていうんだ」
篠社長「あと、TAKAっていくら?」(是非、購入してください)
何故か曲がかかる。しかし「FIRE」ではない。が、しかし入場ゲートに人影が。
バッキー高木、パラパラで登場。
三四郎「俺がその気になれば、こんなもんなんだよ」
篠社長「くーやーしーいー」(ギャル口調で)
三四郎「でーじーまー」(これは意味不明(面白かったけど))
三四郎「TAKA買ってくれ」
パラパラ対決、堪能しました。

■第3試合
○三上恭平 タノムサク鳥羽 高井憲悟vs折原昌彦 ×Neo(Neo)アイスマン 怨霊
(11分55秒 ファイヤーバードスプラッシュ)
DDT+鳥羽vsNeoDDT+NMCってことで。
鳥羽は完全に疲れてましたね。膝のテーピングも痛々しい。
この試合に出場予定だった加藤茂郎のかわりに登場はNeoアイスマン(2代目)です。
どう見ても、前回のNeoアイスマンと違うので、NeoNeoアイスマンと呼びましょう。
試合は短いながらも、結構噛み合ってたんじゃないでしょうかね。
怨霊の出場時間が短いとの声もありましたが。
でも、鳥羽だってホトンド出てないじゃん。
最後は三上選手のファイヤーバードが奇麗に決まってピン。
NeoNeoアイスマンは喉輪とか、ブレーンクローとか使ってたよ。
極秘情報ですが。
折原昌彦はシングル向きの選手だと思いました。
っていうか、黒影ネタはどうなったの?続きなし?

セミファイナル
折原昌夫vs佐々木貴×
(6分5秒 三四郎スタナー)
鳥羽との試合の後で折原戦はキツイなぁとマッチメイクの時点で思ってたんですが、
y2Dのメインは凄い試合に なってたんですよね。
だから余計に心配になっちゃいましたよ。
でも、善戦したんじゃないでしょうかね。
関係無いといえば、関係無いですけど2試合目の選手が、
インディー界の大物とシングルで当たったんですから。
最後は、イヤミな三四郎スタナーで。折原選手の試合ですね。
この試合の後、サンダーから奪った竹刀で佐々木をメッタウチにする折原に、
篠社長がヤメロと言うと逆に折原がキレる。
「俺は全部ぶっ潰しに来たんだ、あー、お前はどっちにつくんだ?」と篠社長に詰め寄る。
篠社長返答せず折原兄弟はその後もひと暴れして、退場。
NeoDDT、完全に分裂。
NeoDDT:篠社長、菊澤、加藤、サンダー(NeoW☆ING系:ウインガーアイスマン
真実の愛:木村浩一郎、みさえちゃん
折原兄弟:折原昌夫、折原昌彦

■メインイベント
高木三四郎 エキサイティング吉田vs木村浩一郎 ×みさえちゃん
(14分33秒 三四郎スタナー)
試合終盤までは、高木vs木村、エキ吉vsみさえちゃんで進む。
先発を買って出たみさえちゃんに女に手は出せないから替われと木村を呼び出す。
木村攻め込んで、みさえちゃんを呼び込みダブル。
イマイチまだタイミングが合わない。真実の愛はそんなもんなのか?
高木タッチして、エキ吉リングイン
みさえちゃん担当だからと木村を下げさせる。
そして、若干のセクハラを交えながらも普通に試合を進める。
みさえちゃん、体格で見劣りしないのはさすが。
なんとも、普通に試合をこなしてしまいます。
みさえちゃん、三四郎を女子プロ流のヘヤーホイップで投げれば、三四郎はブリッジでカバーから逃れる。
女子プロライクな攻防も見せた。
若干、腰を押さえたりする場面も多かったか?
しかし、喉輪もGドライバーも出します。みさえちゃん強い。
木村リング内でエキ吉を捉える。撲殺、しかし、エキ吉アメプロ受け。
新ネタを出せとさらに蹴り。
最後4人入り乱れる展開の中から、三四郎、みさえちゃんを捉える、
SCスタナー、三四郎ボトム、三四郎スタナー の波状攻撃で仕留める。
っていうか、みさえちゃんから三四郎がとるのはどんなもんか?
試合後のマイクもその辺を木村がつく。
「こんなんで良いのか?みさえは女だぞ?三四郎ファンもこれでいいの?」
確かに一理も二理もある意見。でも、みさえちゃんデカイからなー。
三四郎は聞く「お前たちの愛は、真実の愛なのか?笑いが出るのは真実じゃない証拠じゃないのか?」
木村答える「真実の愛だよ」
さらに木村浩一郎「みさえ泣くな、大丈夫良くやった、これからお前に俺の持つ技術を教えるから、
これで みさえの持つ女子プロと俺の格闘技、あわせてヒクソンまで行くぞ」ホントに行って欲しいもんです。
ヒクソンじゃなくても、まぁ良いんですが。
そして「TAKA、三上と三四郎、お前で止めろ」と三四郎も うなづく。
三四郎TAKAみちのくは逃がしません、じゃあ、あんちゃん〆て」とエキ吉に振る。
「インターネット上でなんだかイロイロあるみたいですが、あんちゃんにはわかりません!」
「じゃあ、弟の曲かけろ、ミュージックスタート!」みんなにこやかに、FIREで〆。

■そして、お約束のロビーでも緊急三四郎集会
TAKAみちのくの話より、結婚相手募集の方が実は重要らしい。
で、再度呼びかけ「本気です」って。
応募者とはリング上で公開お見合いをするんだって。
みんな応募しよう。とかいって。